最近、増えてます。
目が合わない赤ちゃん。
この言葉の意味が分からないママは、二つに一つ・・・!
まったく問題がないか
ものすごーく問題があるか!
って、
そんなの当たり前じゃんって思いますよね
でも、別にふざけているわけではありません。
赤ちゃんと目が合うのは当たり前でしょ?って思っているママは問題ないです。
赤ちゃんと目が合うってなに?って思っているママは個人的にとても心配です!!
赤ちゃんは大好きな相手をじーっと見つめます。
相手と目が合うことでにこっと笑います。
それは発達の過程でも、「注視(見つめる)」や「追視(目で追いかける)」という行動で現れてきます。
目を合わせて安心できるところがママや、主にお世話をしてくれる人として認識されます。
何かあったら逃げ込める安全地帯となるのです。
これを繰り返し体験することで、赤ちゃんは他の存在とのかかわり方を学んでいきます。
つまり、ママとのベースの関係(安全地帯)ができていないと、外へ冒険する、世界を広げる、ということにつながらないのです。
少しずつ行動範囲が広がってママから離れたところに冒険できるようになっても、まるで充電がなくなったおそうじロボットのように、
エネルギーがきれたらママのところに戻ってパワーチャージしてまた出かけて行く。それを何度も繰り返して少しずつ行動範囲を広げていくのです。
ときどき、ママのところに寄り付きもせず、糸の切れた操り人形のようにふらふらとしているちびっこをを見かけますが
個人的にはそれはちょっと心配な光景です。
ママが安全地帯となっていないからです。
単純に遊びに夢中になっていて気づいていないだけなら目にも覇気があっていいのですが、
多くの場合、目に生気があまり感じられず、虚ろに見えます。
こういう「気になる」子は年々割合が増えていると感じますが
健診などでチェックするのは3歳時健診あたりです。
それまではあまりチェックされません。
たまたまいい医療従事者に見つけてもらえればいいですが、確率としてはそう大きくはないでしょう。
でも、ここで引っかかるような子のそもそもは乳児の頃、生まれて間もない頃から始まっているのです。
そのスタートが、ママと目が合うか、他の人と目を合わせられるか、なのです。
抱っこしているとき、授乳しているとき、赤ちゃんがぐずっている時
赤ちゃんと目を合わせて接していますか?
スマホ画面に目が向いていませんか?
私がまだ新人~ぺーぺー助産師だった頃は
テレビを見ながら授乳するのは気を付けてね、とよく言っていました。
今は、スマホだなと思います。
ある意味テレビのほうがマシだったなと思うのは
テレビはCMがあるので、ちょっと集中が切れて赤ちゃんに目が行く。
でも、スマホはゲームでもニュースでもSNSでも、ましてや動画でも
「なんとなく」「エンドレス」で画面にくぎづけでいられます。
そうすると、やめられない。
やめられないから赤ちゃんとの時間もなんとなくスマホに気持ちが向いたままになってしまう。
そういうママが増えています。
スマホを見るなと言っているのではありません。
赤ちゃんとの大事な時間は、きちんと赤ちゃんに自分の時間を割いてあげてほしいのです。
きつい言い方をすれば、自分の接し方が、後々自分に返ってきます。
そうなってから悩んでつらい思いをしないでほしい。
ママも赤ちゃんも、いらぬつらい思いで大事な時間を損しないでほしい。
そんな風に思います。
毎日、赤ちゃんと目を合わせてコミュニケーションをとってみてください。
それだけで、赤ちゃんはとっても幸せな気持ちになれるんですよ