腕のねじれはバカにできない
最近いらっしゃる赤ちゃんの気になる傾向・・・
それは腕(肘)のねじれです。
そもそも、腕(肘)がねじれているって何?
とご質問をいただいたり、
肘のねじれについて説明すると「知らなかった!」とおっしゃる方が多いので、まずはそこからですね。
一番簡単なのは
力を抜いて無理なく腕をのばした時、肘の内側と手のひらが同じ方向を向いているかどうか
です。
人体の設計上は
肘の内側と手のひらは同じ方を向いています。
が、私が出会う方は肘の内側と手のひらの向きがそろっていないことの方が多いし
なんなら向きが180度近く違っていて
なにがどうしてこうなった?と思うようなことも珍しくありません。
私自身整体を学び始めた頃、これを知って自分の腕のねじれを初めて自覚して大ショックと受けたとともに
だから自分は体が悪いし姿勢も悪いんだなと思いました。
もちろん体はつながっているので、腕がねじれているなら手首や肩、果ては膝や足首などにもバランスをとるための何かしらの影響が出たりします。
頭や胴体、骨盤、足首などに大きく注目する手法はよくあって、もちろんそちらからのアプローチでよくなることも多々あれど
やっぱり歴史が長かったりすると、直接肩~肘~手首をケアしてあげた方がいいこともあるわけで・・・
自分や身内、お客様にここの問題が大きいことが多いせいもあって、目がよく向きます。
産後の腱鞘炎問題なんかも全身+肩肘手首ですしね。
自分の子供の頃の写真を見てみると、すでにやっちゃってるね( ̄▽ ̄;)というのが確認可能だったりします。
いったいいつからそんなことに・・・?と思っていると
個人差はありますが、確認できる範囲では、赤ちゃんの時からあるんですね・・・
確認ができないので明言はできませんが、おそらく場合によってはママのお腹の中からすでにあるのかもしれません。
赤ちゃんの腕のねじれの確認ポイントは
・肘が自然に曲げられるか
・胸の前で両手を合わせられるか(いただきますのかたち)
・指しゃぶりの際、手のひらが赤ちゃんの顔の方を向いているか
です。
↓こんな感じで手のひらが全部見える指しゃぶりは、肘がねじれている可能性が高いです
腕のねじれは体のバランスをとった結果であることが多いので、外傷等でない限り理由はまちまちですが
私が診るときは上で挙げたポイントを気にしています。
バランスをとる必要がなくならないと、大人も子供も腕のねじれはなくなりにくいです。
まずは生え際?根本?から、ですね。
ちなみに↑のポイントは、赤ちゃんの発達の進み具合にも密接に関連しています。
寝返り、腹ばい、はいはい・・・と各段階ごとに割と大切です。
1こ1こ書いていくと膨大な文章量になってしまうのでここでは割愛しますが、またいつか書きたいと思います。
今まさにお子様の腕がねじれていて気になる、いつかどこかなんて待っていられないという方はお手数ですが直接聞いてみてください。