若かりし日の激痛体験をレポートしてみる 前編

こんにちは。

お客様から、派手に転んだ時の記事をお褒めいただいたので

調子に乗って体験談+おもしろ考察のシリーズ化を目論んでいます(笑)

今回はかなり昔の出来事ですが

最近のことのように鮮明に覚えていて、自分でもちょっと引きました

皆様にお楽しみいただければ幸いです。

20歳の時、まだ看護学生としても知識も経験もないに等しい人生2回目の臨床実習期間中、

ある意味必死さが判断力を底上げ、という経験をしました。

実習期間中に尿管結石を起こして、自分が実習している病院に搬送される

というウソのような本当の話です(笑)

個人的にあまりにインパクトが強く、20年以上経った今でも臨場感抜群でお届けできます<(_ _)>

実習中はとにかく心身ともに多大なるストレスがかかります(私は)。

今思い出しても実習のストレスが原因だろうな、と思います(私は)。

そんな折、実習もあと2日を残すところとなったある日、事件は起こります。

担当患者さんと車いすで屋上へ散歩に行く約束をしていた日の明け方・・・

形容しがたい激しい右下腹部痛が私を襲いました。

痛くて立ち上がることもままならない私は救急車を呼ぶことも考えましたが

一人暮らしで救急車呼んだ時って、誰が戸締りしてくれるの?という謎の考えが頭をよぎり

当時の彼氏を電話でたたき起こして病院に連れて行ってもらうことに・・・

ここで、我ながら冷静な自分が発動します。

迎えが来るまでの間に、ちょうどに習ったばかりだった診断法(フィジカルアセスメント)を自分の体で試してみることに。

痛いので、玄関のフローリングに寝そべったままです。

急激な下腹部痛は盲腸か子宮外妊娠を疑われる(って、授業かドラマでやってた気がする)。

しかも盲腸は右。

当時基礎体温をつけていたので、排卵直後のこの時期に子宮外妊娠はありえない。即排除。

盲腸も押すと痛いポイントがあるのですが、どれも押しても痛くない。

どっちも違うな・・・

あと、授業で何やったっけ?何覚えてるっけ?

あ、腎臓叩いて抜けるように痛いと何かあったような・・・

そして右の背中をこぶしでたたくとずきーん、と痛みがあったので

腎臓だ!!と断定。

なんとなく自分で納得したので

よろよろしながらコート(3月でした)のポケットに財布(保険証入り)と鍵をつっこんで

玄関のカギを開けておくと、そのまま玄関で気絶していました。

彼氏が無理くり乗せてくれた車は超スピードで病院へ(今思えば彼も焦っていたのでしょう(笑))

受付で

「内科と婦人科どちらで受診しますか?」

と聞かれる。

おいおい・・・こんな痛くて普通それどころじゃないのに、

それも自分で判断するの?と思いながらも即答です。

「内科で!!」

先にいろいろ考えておいてよかった!

決められない人はいったいどうするんだろう?・・・疑問です。

救急車来院でなく救急外来受診扱いとなった私は、

笑顔で談笑しながら内科受診を待っている患者さんにイラっとしながら、

やはり痛みで座っていられず待合室の床に転がっていました。

途中痛みが強すぎて吐き気がしてきたので、外来のトイレまで文字通りはいつくばってたどり着くと一気にリバース

色が全部黄土色なのを見て

唾液でもないし、胃液でもないし、

あ、これが胆汁かあ・・・なるほどうん〇の色ね

と、またも無駄に冷静になる。

そして口に残った苦みに、

胆汁って苦いんだあ・・・と思ったのをよく覚えています。

体験って記憶にこびりつきますね

で、這う這うの体で待合室に戻って、救急外来に呼ばれると尿検査を言い渡され、

「そこにトイレあるから」と救急外来の中にトイレがあることを知る(笑)

あの距離這って行った私の苦労って・・・

救急当番のドクターが自分の実習先の病棟の医師だとわかり、さらに微妙な気持ちに。

そして、自宅ですでに自分で確認済の場所をドクターがイチから確認しようとするので

早く何とかしてもらいたい私は

「先生、自分で〇〇点と〇〇点(盲腸診断のポイント)押しても痛くなかった。腎臓叩いたら痛かった!」と主張。

一応看護学生ということで「そうなの?」と聞き入れてもらえました。

その後一応お腹のレントゲンを撮り、尿検査でバリバリの血尿だということが判明。

やっと超音波で腎臓を見てもらえることに。

「腎臓腫れてるねー、軽い水腎症だねー、結石かなー。腎臓内科の先生呼ぶから待っててね」

やっと原因わかった?

早く来て腎臓の先生。

自分で自分の体確認してよかった!!

と思ったのも束の間・・・

数十分後、

「うーん、腎臓内科の先生ポケベル鳴らしてもつかまらないんだよね」

先生が言いに来る。

「え、先生本当に痛いんですけど・・・」

「ごめんねー、ちゃんと原因はっきりしないと痛み止め使えないから」

まじか!!

ここで軽く絶望し、まさかのその後2時間放置されることに。

長くなるので続きます。

よろしければ次回の続きもお読みになってください。

ためになるかはわかりません。

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