産んでもないのに産後のお尻

骨盤

子どもの運動会の季節がやってくると、いろいろと毒づきたくなります。
特に中学校の運動会の時にそれが顕著になります。

理由は
女子生徒の後ろ姿にがっかりするから。

成長期を迎え、体つきが女性らしくなるのはいいのですが
上半身に対して下半身の横の成長がすごくない?

・・・つまりお尻だけ広がりすぎ!

これって、いわゆる洋ナシ体型とか、下半身太りとか、産後太りとかと同じ現象なんですよね💦
お尻が広がっていると、セットで下腹もぽっこりします。

産んでもない、まして妊娠してもいないのに・・・

妊娠するとホルモンの関係で骨盤が緩みやすくなるのですが
その根底には

・交通機関の発達で歩く・走る・飛び跳ねるなど下半身を使う動きが減ったため
骨盤周りの筋肉や靭帯が昔よりも弱く広がりやすいこと。

・いわゆる社会毒で内臓に負担がかかりやすく、胃下垂に代表される内臓の下垂が起きて
骨盤の中に内臓がぎゅうぎゅうにつまって骨盤を内側から押し広げてしまうこと。

・フラットバック・ストレートネックなど赤ちゃん時代に十分な背骨のS字カーブが作られずに
胸板が薄く、内臓を入れておくスペースが小さいと重力に従ってそもそも内臓が下にたまりやすい。

などがあります。
細かく上げればキリがないかも。

で、そもそも内臓が下がって骨盤を押し広げようとしているわ
抵抗力(筋肉・靭帯)が弱いから押し広げられるとされるがままになってしまうわ
という事態になります。

思春期や成長期と言われる時期は体が大きく成長するのはもちろん
より女性らしく、より男性らしく体が変化します。

それまでは男女同じような形状だった骨盤も
ホルモンの影響で男女それぞれ形が変化し、特に女性は横長の骨盤に大きくメタモルフォーゼします。

その時に骨盤が広がったままになって、それまで元気で活発だった子が
急に肩こりや頭痛、生理痛などたくさんの体の不調に悩まされ
病院に行っても原因がわからずにたらいまわしになった挙句、うつのような精神疾患にされてしまうこともあったりなかったりします。

骨盤が開いていると太ももも太くなりやすいので、スタイル上の悩みのタネにもなります。

女の子のママは、ご自分のお子様が初潮前後に不調になるかもしれない、ということを頭の片隅に置いておくとよいと思います。
そして上半身と下半身のバランスが悪くお尻が大きいほど不調になりやすいことも知っておいてほしいです。

今や広がったお尻は妊娠出産の専売特許ではなくなりました。

いろんな世代の方を施術させていただいて実感したことは
全部がつながった現象だということです。
胎児だった頃のお母さんの状態、赤ちゃんだった頃にどんな体だったか・どんな発達をしたか、思春期前後がどうだったか
・・・が、妊娠出産に与える影響は一般の方が想像するよりもはるかに大きいですし
すべてではないですが、更年期やその後にまでも影響が出ているケースも多く見かけます。

大きすぎるお尻、広がったお尻は不調と隣合わせです。
ちなみに調子のよい子どものお尻は親がイメージするよりもかーなーりきゅっ!ぷりっ!✨としています。
そんなに広がってないじゃん、と思っていたのに整えたらめっちゃ伸び代あったわ~・・・💦
ということも全然珍しくないです。
こればっかりは百聞は一見にしかずで、実際に見てもらう他ないのがもどかしいばかりです。

ちなみに、赤ちゃんでも広がっているお尻の子は、うんちやおしっこがおむつから背モレします。
その辺は過去記事「うんち背モレ事件の真相」で書いておりますので、ご興味がある方は見てみてください。

産んでもないのに・・・の残念なお尻が気になっても、気になっていなくても
早めにプリップリのぷりケツを目指すと体調が良くなるし、スタイルもよくなるし、本当いいこといっぱいです。

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