赤ちゃんの施術を受けに来られる方で、ホームケアの方法を知りたがる方がおられます。
それは我が子になにかできることを!というお気持ちなので全然良いことですし、私自身もホームケアはどんどんやってほしい派なのですが
ホームケアを知りたがる割に、それ以外の赤ちゃんの扱い方がとにかく雑・・・ということがそれなりにあります。
お伝えしてすぐに気を付けてくださる方はその後の改善がよいのですが
ケアを知りたがるだけで赤ちゃんの扱い方(抱っこやおむつ交換など)は指摘してもスルーされる場合は、ぶっちゃけ改善がいまいちだったりします。
理由は単純で体をゆるめるためのホームケアをしている時間と赤ちゃんの体を緊張させる扱いをしている時間のどちらが長いかと考えたら、当然ケア以外の時間の方が断然長いからです。
そして残念なことに、体を緊張させるのは一瞬(なんなら秒)でできるのに対し、その緊張をゆるめるのには一定の時間を必要とします。
昔まだ赤ちゃん整体をやり始めたばかりの頃、首すわり前の友だちの赤ちゃんの緊張を取ってあげた後、おばあちゃんが首頭を支えない抱っこを15分して戻ってきたらめっちゃかちかちに固まっていたという経験をしました。
その経験で、実測15分のいけてない抱っこで赤ちゃんの体は緊張するという小林調べを得たわけですが、たまたま目の前で起きたならともかく自らそんな恐ろしいことを実験して実証するのは罪悪感が強すぎてできず、小林調べ的には最短15分で緊張するということでやらせてもらっています。
余談ですが、高い高い1回で一瞬で緊張した現場を見たことはあります。
ちなみに4か月すぎていて首は座っていました。
勘違いされていることが多いのでここでも一応書きますが、4か月位の首すわりは「静止」した状態で頭を自力で支えてコントロールできる程度で、縦横にふりまわされるのは全然耐えられません。
首が座ったからと言っていきなり何もかも雑にすると本当に秒で緊張して首がめり込みますので、心当たりのある方はお気を付けください。
話を戻します。
私が赤ちゃんを施術するときは、限られた時間の中で成果を出さなければいけないので短時間で効果の高い方法を選択しますが、ママには赤ちゃんと一緒に過ごす時間の長さというアドバンテージがあります。
赤ちゃんの居心地がよい抱っこをしていると赤ちゃんの体はだんだんゆるみます。
何回も何分もやっていればやわらかくなり、うまくやれば施術を受けにいかなくてもいいところまでいきます。
が、逆に居心地の悪い抱っこをしていると赤ちゃんの体は緊張しますので、何回も施術を受けてもなかなか緊張が取れにくいです。
なので、ホームケアを頑張るより抱っこをはじめとする扱い方の方にまずは意識を向けてほしいなと思っていますし、施術にいらっしゃる方にはできるだけお伝えしています。
現状、出産した産院で病院スタッフと慣れないママが当事者の赤ちゃんそっちのけで「こういう風に抱っこしてください」と教えられ、教えられたとおりに抱っこするので、赤ちゃんの心地よさを考えるとか確認してみるとかの概念がそもそもないのかな~?とも感じます。
誰しもが当事者(赤ちゃん)のことを無視してことを進めているというこの構図・・・大人の社会だったら激ヤバだと思います。
赤ちゃんはとても正直な存在なので、心地よければ表情が和らぐし、不快なら難しい顔をします。
好みだってそれぞれありますので、どうせ向き合わなければならないなら赤ちゃんの反応で好みを探るのも赤ちゃんとの遊びの一環としてある意味いい時間つぶし(なんか表現イメージよくないですが、察してください)にもなります。
「正しい方法」として教えられたことを疑問なくやるのではなく、赤ちゃんが心地よいやり方を模索してみませんか?
このブログに辿り着いてくれた方に何かしら刺さってくれたらうれしいです。

