つかまり立ちや伝い歩きは割と早めにできるようになったのに、なぜか独り立ちやあんよに進まない・・・という赤ちゃんの悩みでいらっしゃる方が一定数います。
時期で言うとだいたい1歳半~2歳くらいの間で
1歳半健診で指摘されて一気に悩みが拡大!というパターンが多いです。
それまでの経過がむしろ順調だったために、発達の遅れという概念は大抵のケースでママの頭になく
突然問題が降ってわいたようにとらえられがちです。
・・・が、この問題のタネというかモトというか、根本にあるものは実はもっと早い月齢で始まっています。
早ければ3~4か月の段階で、このまま放っておくとなっちゃうかも?という兆しが出ています。
それは、腹ばいになった時に、つま先が床についているかどうか、です。
なかなか理解していただけないのですが、これは本当に大事なポイントです。
特に、頭を床に下ろしているときはつま先が床についているのに、頭を上げたとたんに膝から下も上がって床から離れてしまうケースだと「できている」と認識されやすいので注意して見ています。
つま先がつくかどうかがなぜそんなに重要なのか?という話ですが
手を離して立つためには、足の裏だけでバランスを取ることを完結させなければいけません。
生まれたての頃に手のひらに何かが当たるとなんでも握りこむ動きを把握反射と言いますが、
実はこの反射は足の裏にもあって、腹ばいで床など何かを蹴る経験値が貯まると消失します。
消失する頃になるとぽってりとまるみを帯びていた足の甲の厚みがちょっと薄くなって床にべたっとつきやすくなると、安全のためにつかんでいる手を離してもいけるんじゃないか?となって手を離す練習に進みます。
が、この床を蹴る経験値が十分に貯まっていないと把握反射が残っていたり、足裏がぽってりしたままで床についたときグラつく状態だと危なくて手を離すとか無理!
となるので一向にチャレンジする方向に進みません。
この問題でうまく歩行に移行しないことは私の経験ではとても多いです。
つま先が床につかない問題の原因は体の緊張から来ていることがもっとも多いので結局は体をやわらかく保つといういつもの結論に行き着くのですが、
わざわざ問題を起こしてから対処するより、不要な不安心配を極力減らした方がみんな平和なんじゃないかと思う今日この頃です。


