今年の夏も暑かったですね。
エアコンなしではもはや生きていけないような暑さ。
でもエアコンを使うとどうしても体が冷える。
あとは、体の中心部が冷えているとバランスで表面をやたら暑いと感知してしまうため、冷えているのにもっと冷やしてしまう矛盾・・・
(あ、これめっちゃ冷えてる赤ちゃんが頭に汗かいているのを暑いと思い込んでさらに冷やしてどんどん冷える問題もあります。かなり多いです(-_-;))
冷えてますよ~と触って確認してもらうと「本当だ~」ってなるのに、次に会うとまた無自覚に冷やしまくってるケースが多くて、正直対応に困ります。
朝晩が涼しくなっても昼間は暑い日があるので、1日の寒暖差が大きくなればなるほど体温調節が狂いやすく、結果冷える現象もあり
冬は寒い体感のもとなんだかんだと体を温めようとするので、自覚なく体を冷やしてしまいがちな夏の方が実は体を冷やしていたりします。
夏場に湯船につかると気持ちいいときは、体の芯が冷えている可能性があります。
湯船につかっていても冷えている方がいるわけですから、暑いからと夏にシャワーで済ませがちな方はもっと冷えていると断言できます。
今までも冬より夏の方が冷えやすいということは感じていましたが、ここ数年は輪をかけてそれを感じます。
最近はとにかく体がダル重いとか頭痛がするとか、むくみが取れないとか
冷えの成れの果てみたいな不調を訴えられる方が多いです。
そして、体を診てみると「冷え」で骨盤が開いて下半身が不安定・・・になっているのです。
とはいえ、何度も書いていますがとにかく「冷えている自覚がない」ので、原因となっている冷えに目が向きません。
そもそもむくんでいる時点で冷えているので、やや乱暴ですが「むくみ=冷え」と考えてしまって問題ないかと思います。病気がある方はこの限りではありませんが。
あとは、「内もも」がかたい・つめたい・押すと痛いという状態になります。
内ももがかたくなって縮むと皮膚や筋肉を引っ張って骨盤のお尻側がひらきやすくなります。
また、太ももにはお腹からつながっている大きい血管も走っていますので、
もも部分が縮めば血管もなにかしらの影響を受けて流れが悪くなり、
供給側の動脈が流れにくくなれば末端に酸素や栄養が送りにくくなり末端冷え性になりやすくなりますし、
回収側の静脈が流れにくくなれば排水溝が詰まっているようなものなので、いくらむくんでいる場所を刺激しても同じ水槽の中で水がばちゃばちゃするだけで一向に減らないのです。
なので、冷えによる各問題は内もものかたくなって流れにくくなった場所を少しでもやわらかく温かくすると改善しやすくなります。
やり方はいろいろありますが、セルフでやるなら断然簡単なのが
ちょっとガニ股になって立つか、座ってやや脚をひらいた状態で
手のひらで内ももをさすさすする、です。30秒~1分位でいいと思います。

「それだけ?」といわれそうですし、実際直接言われたこともありますが
それだけです。
人様に冷えについてあれこれ言っていますが、私自身も無自覚に冷えていい感じに不調になったりします。
そういう時に私も実際にやっています。
イタ気持ちいいのが好きな方は好みの強さで大丈夫です。
痛みが苦手な方は硬いのをほぐすというより手の摩擦でその場所を温めるようなイメージでやってみてください。
一撃で全部解決★なんて嘘くさいことは言いません。
ほそぼそ続けると冷えている感覚がわかりやすくなるとか、むくみが改善して脚が細くなったりとか、体がやたら重いのがマシになるとかの効果が期待できます。

