乾燥の原因は血流不全

健康

手指がガサガサしたり、関節のところがひび割れたりと
いわゆる手の乾燥と呼ばれるものに悩んでいる方は少なくありません。

主に冬の乾燥した時期になることが多いので皆さん「乾燥が・・・」とおっしゃいますが
冬がすぎて梅雨のじめじめした時期でもそうなっている方もいて、それは果たして乾燥なのか?と思うことがあります。

よくよく話を聞いてみると、手の指だけはオールシーズン荒れていてつらい、という方も割と多くいます。

ありがたいことに私はもともとほとんど手荒れをすることがなく、お客様から柔らかい手ですねとか手のケアは何をしていますか、とか言っていただくことがあるのですが
実はケアらしいケアは何もしておらず、クリーム等を塗ることもありません。
昔(主に助産師時代)は人並みに手荒れを起こしてかゆみや痛みと闘った時期もあるのですが、そういえばいつの頃からか手はトラブルを起こさなくなりました。

なんでだろうなあ、と考えてみると、やはり自分の体が整ってきた頃から手が荒れなくなった気がします。
あと病院で過剰に手の消毒をしていたのがなくなったのもあるかと。

体のどこかが歪んだりねじれたりかたくなったりしていると、バランスを取るために別の場所も何かしらの影響を受けます。
巻き肩や肘のねじれもその類で、もともとまっすぐだったはずのものがねじれたり曲がったりすれば中を通っているものの流れが悪くなります。

流れが悪くなれば大きなところはなんとかなっても、はじっこまで必要なものを届けたり、はじっこからいらないものを回収してきたりはやりにくくなります。
皮膚を作る、修復するための材料や栄養、動くエネルギーをつくるための酸素などが
必要な物資で、使い終わったものや老廃物をいらないものとイメージできます。

当院の近所の田んぼ風景が分かる方は、田んぼの用水路の水がスムーズに流れている状態
と、流れが悪くてごみが浮いて止まっている状態とを想像してもらえるとわかりやすいかと思います。

供給が滞れば皮膚細胞の入れ替わりが遅くなりますし、回収が滞ればその場にずっとごみが残ったままになるので、置いておくのに限界がくると皮膚からなんとかして出そうとします。

これが手荒れの原因であることはとても多いです。
体の中の流れの問題なので、一生懸命保湿的なものを塗ったとて解決にはなりません。
その瞬間はよくてもすぐにまた気になってくるので使い続けなくてはいけなくなります。

そもそも乾燥だと思い込んでいる皮膚の状況が、ただいらないものを出しているだけだったりするので、潤いを閉じ込める系のものだと余計に排泄の邪魔をしてしまうケースもあります。

実はこれ、赤ちゃんの湿疹も同じシステムだったりします。
首肩が凝り固まっていて、いらないものを頭から体に流せないと、顔の皮膚から出すしかない!となって顔の肌が荒れます。
頭から体へ流せるようになると供給と回収のバランスが整って肌がしっとりしてきます。
この現象にママたちはとても驚いてくれるのですが、本来赤ちゃんの肌は何もせずともしっとりすべすべで、何かを塗りたくる必要などありません。
それは成長しても同じなので、大人も同じです。

というわけで、乾燥が原因の肌荒れと思っているものは、血流不全の影響が非常に大きいです。
どうしたらいいかと問われれば、体全体を整える方がいいと答えるしかないのですが、それが難しいときはとりあえず脇の下にかたいところがあったら軽くほぐすとか、手を使いすぎたと思ったら手のひらをもんでみるとか、
「え、それだけ?」と思われるようなことをちまちまやってください。

負担を「積み上げない」ことが大切です。
今の人々はスマホをはじめ、手首から先だけを使いすぎています。
1日終わった時にはけっこうな負担がかかっています。
何もしないと次の日も溜まっていきます。
がんばりすぎている自分の手が動くことを当たり前と思わず、感謝して労わってください。
流れが改善すると関節のひび割れも改善しやすくなりますよ。

タイトルとURLをコピーしました