ひと昔前はマスクと言えばある意味冬の風物詩的なものでしたが
コロナを経て、季節に関係なく真夏でも着用している人をよく見かけます。
マスクの良し悪しについてとやかく言うつもりはないのですが
事実として言わせてもらうと
マスクの使用時間が長い人ほど骨盤の動きがイマイチだったり骨盤の後ろ側(お尻側)が開いて閉じにくくなる傾向があります。
骨盤の後ろ側が開いていると肩こり頭痛腰痛につながる他、お尻が大きくなって足がむくんだり、太ももがより太くなります。
産後太りや下半身太り、洋ナシ体型と呼ばれるものをイメージしてみてください。
下半身の問題と顔に使うマスクでは関係がないように思えるかもしれません。
でも、体はあちこちでつながっていて、頭の骨とも連動しています。
特に骨盤の中で一番大きい骨の腸骨(こしぼねといえばわかりやすい?)と耳がついているあたりの骨(側頭骨)とのつながりは整体の世界では割とメジャーな話です。
「連動」ですので、どちらからの影響も受けます。
骨盤が原因で頭蓋骨に影響することもあれば、頭蓋骨が原因で骨盤に影響することもあります。
側頭骨には耳がのっていますので、耳に負荷がかかると一緒に負荷がかかります。
マスクは両耳に引っ掛けるので「きつい」「耳が痛い」と感じるものは顔の中心に集まるような力がかかります。
たとえ自覚がなくてもあるのとないのとでは体の反応が違うのは見ているとわかります。
マスク以外にもメガネもそうですし、力のかかる方向は違いますがピアスなどのアクセサリーや補聴器も影響する可能性があります。
私は普段メガネをしていて、そもそも耳に負荷をかけて生活しているので、プラスでマスクの負荷をかけるとそういう意味ではかなり状態が悪くなります。
体調が普通の時は特に感じないのですが、不調の時はきつくてメガネをかけていられないことがあります。
骨盤と頭蓋骨は一方が動くともう一方も同じ方向に動くタイプの連動です。
マスクの負荷で顔の中心に耳が寄ると耳より内側にあるパーツも一緒に寄っていき、頭の前側(顔側)に集まります。
そうなると骨盤も前側の中心(恥骨あたり)に集まるので前側が縮んで後ろ側(お尻)が横に広がって伸びる、という状態ができあがります。
ついでに言えば、顔の中心に密集しているとパーツパーツが身動き取れなくなります。
マスクを引っ掛けることになるほっぺの骨(頬骨)は動きが制限されるとうつっぽく気持ちが沈むことが知られていますので
マスクの負荷を溜め込んで放っておくと、お尻は大きくなるわ気持ちは沈みやすくなるわで
あまり楽しそうではない気がします。
とはいえ、私のメガネのように、生きていくのに耳への負荷は避けられないこともあると思います。
そういう時に、耳をもんだり軽くひっぱったりして負担を減らすことができればまた違ってきます。
耳をつかんで内外・前後・上下に動かしてみると
どの方向にも動く、やわらかい
どっちも動かない、動きにくい
動く方向と動かない方向がある
等、いろんな反応があると思いますが
原則的に、どの方向にも動きやすいのがよい状態です。
触る前よりもちょっとだけ動きやすくなる、やわらかくなるだけで全身にいろいろな変化が出る可能性がありますので、よかったらお試しください。
その際、痛いのを我慢するなどの「不快」はできるだけ避けて、心地よいとか楽~のような「快適」な力加減・やり方を選んでください。
この場合、痛いほど効くわけではありませんのであしからず。