5月ですね。
連休明けのだるさは抜けたでしょうか?
少なくとも来院されるお客様に関していえば、いい感じにペースを乱されているように感じます。
いつも言っている寒暖差ももちろんそうなのですが、私調べにおいて5月は解毒の季節なので、解毒に体力のリソースを持っていかれて余力がないという方をよく見かけます。
しかも、リソース割いている割に体に毒が渋滞していて、報われていない状況に何とも言えなくなります。
5月が解毒?とそもそもの設定からしっくりこない方もいらっしゃると思います。
動物は秋~冬にかけて毒を体に溜め込みます。
冬眠する動物を想像していただくと、越冬するためになんでもかんでも溜め込むので栄養とともに毒も溜め込んでしまうというのがイメージできるかもしれません。
老廃物や毒は脂肪に溜まり、寒い冬の間はアブラと共にかたまっているのであまり影響が出ません。
春が来て温かくなると脂肪から毒が溶け出して体に回ります。排泄がうまくいっていれば1周回って体の外に出てくれれば終わりなのですが、うまくいかないと毒性がアクティブな状態で体に居座ります。
出したいけど出せない!となって皮膚から出そうとすると皮膚のカサカサやかゆみ、赤み、ひどいとアトピーなどの症状となって表面から排泄します。
春先に皮膚症状が出る、ひどくなるのはこのためです。
実際私自身生まれて初めてじんましんがでたのも5月でしたし、何も知らない頃、よくよく考えてみたら毎年5月に首の皮膚がカサカサしてかゆみと闘っていたりしました。
症状としてはつらいので、クスリで抑えたくなる気持ちはわかりますが、症状を抑えることで苦肉の策としての排毒経路を断たれてしまうので、体内にいらないものがさらに溜まることになります。
この負のループを毎年繰り返していると、大きな病気につながることもありますので、どこかで割り切って毒を出せるといいのですが・・・それだと結局ハイリスク&ハイリターンになってしまうので、結局のところ普段から毒を溜めない、入っても出ていくように体内の流れをスムーズにしておくのが一番リスクが少ないのかなと思います。
便・尿・汗の他、前述した肌荒れ、鼻水や咳、耳垢、フケなども体の外に出すための反応なので実は全部解毒(排泄)です。
不快症状を伴ってでも体の外に出したい!という体の意向を真っ向から邪魔しないよう、許せる範囲からでいいので折り合いをつけていくことも大切です。
さて、この時期はどこからともなくあふれてくる大量の毒を一気に処理することになりますので、解毒機関の要である肝臓も疲労困憊しやすくなります。
実際に肝臓周りが硬い人が多く、触った感じ硬く腫れぼったい感じがします。
特に日常的にお酒を飲んだり お薬を続けて飲んでいらっしゃる方は季節に関係なく肝臓に負担がかかるのはなんとなく 想像がつくと思います。
肝臓が硬いままになっていると、肝臓の働きが落ちる他、その部分が引っ張られて肩こり・頭痛・腰痛・膝痛などにつながることもありますので、ちょっといたわってあげてもいいかなと思います。
自分の手を当てて温めてみるだけでもセルフケアになりますよ。
自分の右手をみぞおち部分に人差し指や中指が当たるように触ると手のひら全体がちょうと肝臓部分に触れるような形になりますので、
左右どちらの手でもホットタオルなどでもいいのでやってみて気持ちよかったら、ときどきやってみるといいことあるかもしれません。
ちなみにやってみて不快だったらやらない方がいいです(←これ超大事)。