不安はメンタルだけの問題なのか?

健康

精神的に不安定になるという方が最近多めにいらっしゃいました。
私的には、当然のように体が全体的に膨張しているのとセットでしたので、まあそうだよね・・・という感想なのですが
なかなか一般的には理解してもらいにくいテーマなので、どこまで伝わるかわかりませんが、誰かの何かの解決の糸口になれば!という思いで書きます。

と言いつつ、何から書けばよいのやら・・・

うん、端的に行きます。
うちでよく繰り広げられる会話↓

人は、息が吸えないと不安になります。

なぜか?

呼吸ができない=死

という生き物の本能があるからです。

いやいや、別に呼吸苦しくないですけど。

いやいや、あなた息吸えていませんよ。

そんなことは・・・あれ?

という会話が、当院でときどき繰り広げられます。
息が吸えないのがデフォルトになってしまって、自覚がなかったんですね。
でも、実際にあまり吸えていないわけですから、頭ではなんともないと思っていても体としては危機的状況なわけですね。
「死にそう」と感じていたら、他に理由なんてなくても不安になるのって当たり前じゃないですか?

・・・確かに。

みたいな。

実際、こういうお悩みの方は
どこか悪いんじゃないかって医療機関を受診済みなことが多く、特に何もひっかからないから
精神的なものじゃないか
と言われ、心療内科や精神科などに受診し
精神系の医療は医師のさじ加減ひとつで病名がつけられるので、客観的指標がなくても会話のやり取りで何かしらの病名をつけてもらい
お薬と称して、単に頭がぼーっとするような何かを処方されます。

ぶっちゃけ精神系のクスリを飲んでいてよくなったという人は見たことがないですし、なんなら飲まない方が全然元気です。

本当は呼吸がしにくいから不安になっているだけなのに
精神的なもの
という、病院ショッピングした人の受け皿的なものに落ち着いて
飲む必要のないクスリをずっと買い続けることになります。

まあ、本人が「病気でかわいそうな自分」をやりたがっている(疾病利益)こともあるので、それはそれで好きにやってもらえばいいのですが
本気でよくなりたいと願っている人にはかなりひどい仕打ちになっていることもままあります。

呼吸がうまくできていない人は大体目が死んでいます。
呼吸がうまくできない=酸素供給量が少ない ので顔色も悪くなりがちです。

でも、呼吸ができるように体を整えて、同時に血液の流れがよくなるようにすると
めっちゃ目が開きます。

「息が吸える」ということを体験して初めて今まで息が吸えていなかったことに気づきます。
さらに血色がよくなって

謎になんか前向きになります。

これだけ読んでいると「本当にい?」と胡散臭さこの上ないですが、本当です。

それだけ呼吸というものが生き物にとって大切だということなのですが
通常時から呼吸が吸えていないと、それが当たり前になってしまって不調だという自覚がありません。
自覚がないから不安になっても「何も原因がないのに不安になる」と認識します。
本当は問題大アリなんですが、気づきません。

これは、よくなった(息が吸えるようになった)という体験がないと、理解できません。
いくら口で説明したとしても「自分はそんなことはない」という反応になります。
本人にしてみればいつもと変わらないからです。
「いつもと同じ」が実はつらい状態だったと知ることは
ある意味世界がひっくり返るような概念の変化です。
これが不調だったというのなら、他のあれもこれも実は不調だったのか?という心当たりが湧いてきます。
それはときにとても怖く感じる人もいて、変化が怖くて尻込みしてしまうこともあります。

でも、そのことに気づかないと、変われないのです。
気づいていないものには対処できないからです。

対処法は人によって選択肢が違うとは思いますが、実際なんでもいいです。
とにかく、不安な人は一度「呼吸が楽になる」体験をしてみてください。
それでなんか不安が和らぐのでしたら、それはメンタルの問題ではなく
生き物としてまっとうな反応をしているだけということなのです。

余談ですが、不安になりやすい人は湯船につかる習慣がないことが多いです。
私がしつこくお風呂お風呂と言っていますが
湯船につかって体に水圧をかけることは、肺やろっ骨の動きをよくする効果もありますので
血流だけでなく、呼吸にもいいんですよ。

そんなこんなでいいこといっぱいなので
できる限り、お風呂にはつかりましょうね。←いつもしつこくてすいません<(_ _)>
個人的に一番簡単なセルフケアだと思っています。
年末年始のお休み中はわりと実践しやすいのではないでしょうか。

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