ときどき、施術中に気を遣って「トイレに行きたい」を言えない方がいらっしゃるのですが
そういう時、いくら私ががんばって体の緊張を緩めようとしても、一向に体は緩んできません。
ガマンするということは、力を抜いたら出ちゃう💦ということなので
自覚のあるなしにかかわらず、力を抜いてはいけない状況です。
この場合は、普通にトイレを済ませてもらうとウソのように体が緩んでくるので
ご本人が「我慢=体の緊張」という構図を体感・理解しやすくなります。
ただし、ガマンを「すごくいきたいのに行かない」ことと思っていることも多く
最初に「おしっこしたい」と感じてそのタイミングで行かず
まだ大丈夫だなと、無意識にそのタイミングをスルーしているのは
すでに我慢しているという認識にならないのが難しいところです。
もしこれが赤ちゃんだったら・・・
したいと思ったらその瞬間にそのまま「ちゃー」っとしますよね?
ガマンしないって実はそういうことなんです。
まあ、元看護職の私も人のことを言えた義理ではありません。
職業柄トイレ我慢が日常茶飯事で最長で9~18時で一度もトイレに入れなかったということもありました。
でも、仕事中は仕方ないにしても、なぜか家でも謎に我慢しているという看護師さんに出会い
それが当たり前になっている、感覚がマヒしている!ということに気づきました。
自分自身も例外ではなくやらかしているときがあることは認識しています。
まずはおしっこをガマンするのをやめてみてと提案したところ
私は我慢していないと言っていた人が
その日のうちに「めっちゃ我慢してた!」と報告してくれたこともあり( ̄▽ ̄;)
単純に、我慢しているということの自覚がなかっただけだったというオチも付きました。
ちょいちょい膀胱炎になるような方も我慢しているという自覚がないために
別にそんなに我慢してないのに・・・
と不思議がることがありますが
おそらく、無自覚に我慢しているのだと思います。
これって頼まれてもいないのにわざわざしんどい状態を作って耐えている、に他なりません。
我慢すると体が硬くなりますし、自分に嘘をつく(ごまかす、だます)と体調が悪くなります。
少なくとも、おしっこガマンによるしんどい状態はさっさとトイレに行けばその場で自分で対処可能です。
自分は意外と我慢しているんだということに気づくことが第一歩です
気づいてないことを変えるのは正直無理なので。
まずは、「あ、おしっこいきたいかも」と思ったときに初回の「いきたいかも」ですぐ行動しているかを確認してみてください。
まだいける、と謎に我慢していることに気づいたなら、自分は我慢してたんだ~、と認識するだけで変わることがあります。
1日数回発生してお金も道具も使わずに自分の体と向き合えるので、何気におすすめな方法です。