前回の記事で冷えに関する内容を書きました。
公開したときはそれほどでもなかったのですが、その後の1か月で危惧した通りの状態になって「つらい~」と駆け込んでこられる方がたくさんいらっしゃいました。
やはり夏は冷える・・・
暑かったり涼しかったりを短時間でいったりきたりしていると脳が
「結局どっちに対応したらいいの?」と混乱します。
また、環境が目まぐるしく変わるために体の感覚が鈍感になってしまい、「冷えている」という自覚が感じられにくくなります。
そしてもっと冷えていくというループに入るのですが、不調となって現れる症状と「冷え」が結びつかないために
原因不明の不調と捉えてしまいがちです。
病院に行くと「症状」から判断されるために、軽い熱中症とか、夏風邪とか、それっぽい病名をつけられて症状を消すくすりを処方されるものの、あまり効かないということも少なくありません。
冷えからくる症状で今の時期多いのは、肩こり(肩の痛み)や頭痛です。
症状が上半身に出ているので上半身の問題と思ってしまいがちですが
ほとんどの方が内ももの冷えやかたさを確認できます。
内ももがかたくなって、引っ張られたり捻じれたりすると地面に足がぴったり(どっしり?)つけなくなるので、下半身が不安定になります。
下半身だけで体を支えられないと倒れてしまいますので、倒れないようにするために上半身を強い力で固めます。
固めているので当然背中や肩、首がガチガチに凝ります。
凝っているところに痛みが出ます。
とまあ、これこのように上半身の痛みの出来上がりです( ̄▽ ̄;)
少しずつ夕方~夜に過ごしやすい日が増えてきてはいますが日中はまだまだ暑く、空調から隔絶した生活をすることはなかなか現実的でない方が多いと思います。
たとえ空調を使わないとしても、外気温の寒暖差が大きな季節がこの後にやってきますので、しばらく体が冷えやすい時期が続きます。
こういう時厄介なのが、冷えていると気づきにくいことです。
湯船につかって「あったかい、気持ちいい~」と感じたり、温かい飲み物を飲んでほっこりしているときは、身体が温まって快適と感じているサインです。
逆に湯船の中にいるのに内ももが冷たかったり、硬かったり、押したら痛みがあったりしたら内ももに冷えが溜まっているサインです。
夏の冷えは破壊力が抜群ですし、たいていの方が冷えていますので
冷えている前提でときどき体を温める行動をとっていただくと、ひどいことになりにくいと思います。