安産と赤ちゃんの姿勢の関係

ご無沙汰しております。
なんだか毎日があわただしく過ぎております。

先日久しぶりに病院でお産を担当しました。

赤ちゃんの向きが悪いという事前情報はありましたが
お産が進んできて、自分で診察してみたら

触れちゃいけないものが触れてしまいました。

赤ちゃんは外に出るために産道を通りますが
産道は狭く、できるだけ小さくならないと通れません。

そのために、何度かくるくると向きを変えていくのですが
そのプロセスがうまくいかないと、引っかかって産道をうまく通り抜けられなくなります。

…で、あわよくば吸引分娩、無理そうなら帝王切開という道筋をたどるケースは非常に多いです。

私が担当した方は、私がお会いした時点で向きも途中のプロセスもうまくいっていませんでした。

赤ちゃんの推定体重は2500g程度で小さく

最後はうまくまわって出られるのでは?という期待とともに経過を見ましたが
すでに産道内にしっかりはまってしまっており、そうなると元に戻すのはほぼ不可能(汗)

1日早く出会いたかったなあ、なんとか吸引分娩に持ち込めればいいなあと思いながらも無事に出産していただくために

骨盤を整え、下半身のリンパドレナージなどいろいろやった結果

ご本人のいきみが上手だったこともあり
なんとか吸引分娩で無事出産になりました。

出てきた赤ちゃんは、ありえない場所が診察で触れてしまった通り
頭の普通は伸びない場所が伸びていました。

赤ちゃんが大きくても小さくてもちゃんとした姿勢でまっすぐ産道に入った子は進むし
姿勢がわるかったり曲がって産道に入った子は進まないんだということを再確認しました。

陣痛が始まる前に産道を整えた方が、やはりスムーズにお産になっています。

妊娠中は赤ちゃんが逆子かどうか位しか気にすることはありませんが
とても大事な要素なので
出産に向けてしっかり整えることをお勧めします。

妊娠中のお腹のチェックや赤ちゃんの姿勢は施術の際にも説明しています。
ご興味のある方はぜひ聞いてみてくださいね。

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